『虎よ、虎よ！』ではありません、近況です。
思えば、飲んでたら2018年10月に失職して以来、約3年間仕事をしていませんでした。
失職してから半年ほどは抑えて飲みながら、なんとか大型免許を取ったりしてましたが、ほどほどに飲めないので、研修で入った運送会社も行けなくなり、決まりかけていた再就職は消滅。同時に、朝からの連続飲酒になっていました。
飲んだら止まらない、けども飲まないでいることもできない、そのサイクルの中でどうにもならなくなったので、19年9月にAAにたどり着きました。
そして、AAの偉大な解決である霊的目覚めを求めて１２ステップに取り組んだのは20年2月からです。そこからスポンサーのガイドと神の導きのもとでステップに取り組み、霊的目覚めを得たのが20年4月13日です。昨年の、その日は忘れもしませんが、今回はテーマ違いなので割愛。
ですので、約3年は仕事をせず賃金収入なしで生きてきたわけです。前半は相変わらず飲んだくれて、19年9月からはAAと共に。
ありがたいことに妻をはじめとする家族やAA共同体の支え、私傷病手当と失業保険といった社会保障、また就労のために力を貸してくれた行政や医療関係者などの皆さんのサポートのおかげで、この3年間もなんとか生きてこれました。人と社会と神に支えられ続けています。
2年以上支えてくれた支援者やハローワークの職員さん、市のケースワーカーさんたちには私がプログラムに取り組み、霊的目覚めを得た後には「この数ヶ月でしまさんは別人に変わった」とか「人間が根本から変化するのを目の当たりにして驚いた」等々と言っていただきました。AAの偉大な解決は今も奇跡を生み出しています。それは神によって与えられたものです。
このプログラムは素晴らしいもので、ステップ6.7からは周囲の人間関係が大きく変わりました。いろんな人が、向こうから声をかけてきてくれるようになりました。今は健康的な人間関係というものを、生まれて初めて体験する歩みの中にいます。
また、埋め合わせの過程でかつて犯したちんけな犯罪も謝罪と償いをさせてもらうことができています。今は少しずつ、家族とも恥や恐れがなく話せるようになってきています。先日に実の妹への埋め合わせで謝罪をした折に、妹から私の連絡先を聞いてきてくれて、生まれて初めて妹のスマホの連絡先を知ることもできました笑 同時に、できてない埋め合わせがあるのは当然です。
そして最も重要かつ重大なこと。1年10ヶ月、一杯も飲んでいません。
神がそれを可能にしてくれました。
そんな日々の中で、今月からは3年ぶりに仕事を始めました。6時間の時短勤務からリハビリ的に始めさせてもらって、やっとこさ慣れてきてほっと一息をついているところです。
さて、こんなところが近況です。私は神を、自分の外に探す必要はありませんでしたよ。自分の掃除をし始めたら、神の方から手を差し伸べていてくれました。これは、AAが始まって以来、何百万回と繰り返された事実の一つです。
今は昼は仕事と、夜はスポンシーとのステップワークや、地域のAAやオンラインを含めたサービスワークでパタパタとしています（自分にスポンシーができるなんて！）。
私たちが無償で与えられたものを、いかにして無償で手渡していけるでしょうか。冒険は続きます。
「私たちが神に近づこうと努める時、神は必ず私たちの前に現れる。」 A.A p.83
When we drew to Him He disclosed Himself to us!
